ウーハーのレストア
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1.びっくりしたことに左右で磁気回路の形が異なります。こちらは丸い磁気回路ですが、もう一方は四角形でした。他のユニットに比べると、ウーハーは酸化が見られます。 |
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2.コーン紙を取り除きました。中はとても綺麗です。ARのユニットの製造工程か素材に秘密があるのかもしれません。この年式でここまで綺麗なユニットもなかなかありません。
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3.丸磁気回路ユニットはセンターキャップにつやがあります。 |
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4.ボイスコイルです。なんとも厚みのあるコイルですね。径は小さいながら巻き数は相当ありそうです。 |
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5.こちらもギャップおよび磁気回路は綺麗なものです。 |
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6.このとおり四角形磁気回路のユニットはセンターキャップがつや消しです。おそらく年式が微妙に異なっているのでしょう。磁気回路のオーバーホールは完了しています。 |
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7.並べるとこのとおり。左右別のユニットが入っているシステムもありますので、型名が同じARhまだ許容範囲かも知れません。
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8.ARのウーハーはフランジの穴の開いたところにメッシュが張ってあることが多いです。ただ、四角形磁気回路ユニットは紙が巻いてあり同じ効果を果たしていました。その紙はすでにぼろぼろなので今回は防塵シートを用いることにします。
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9.エッジをはりました。このユニットは表張りで、コーン紙の表面にエッジの貼シロが出ます。JBLなどは貼シロがコーンの裏側に入りますよね。 |
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10.ネットも元通りはりました。磁気回路もこのとおり、酸化物を除去し防錆処理を施しました。 |
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11.四角形磁気回路ユニットも作業完了です。
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12.防塵シートもこのような形で取り付けました。目的は吸音材がコーン紙に触れないための保護だとは思われます。
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