同軸2WAYユニット 【604-8G】 レストア作業 |
![](altec_crescendo_unit01.jpg) 1.ユニットを取り外しました。同軸ユニットかつ真ん中の6セルホーンがアルテック!という主張でしょうか? | ![](altec_crescendo_unit02.jpg)
2.横から見るとこのようになっています。低域用の磁気回路に穴をあけその後ろに高域用の磁気回路を力技でドッキング!そんな形です。タンノイとはまた違った意味での機能美?を感じさせる力強さです。 |
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3.ピンボケで恐縮ですが、センターのホール側面に錆がくっきりと発生しています。 |
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4.フランジとコーン紙をはずしました。アルテックはコーン紙をフランジから剥離せずとも磁気回路のオーバーホールが可能です。
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5.低域側のギャップです。思ったほどひどくはないです。 |
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6.高域側のダイヤフラムカバーです。まるで3重の塔の様です。 |
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7.JBLとちがいダイヤフラムにカバーがついています。これはとても親切設計で、ダイヤフラムを傷つけてしまうリスクがずいぶん減ります。 |
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8.カバーをあけたところです。ボイスコイルから端子までの線材がぽっきり折れています。この時代のALTECは非常にこの症状が多く、たいてい折れているか、折れる寸前です。 |
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9.横から見ると完全に離れていることがわかります。おそらくこの部分にテンションがかかってしまい長い年月をかけて折れるのでしょう。修理で預かるものにも同様の症状やハンダで補修されているものを多数見かけます。音が出ている場合でも安心はできません。 |
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10.ダイヤフラムをはずそうと思ったら??と。なかなか外れません。目いっぱい引っ張ると見事にボイスコイルとボビンがギャップ内に詰まってしまっていました。 |
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11.このとおり!ネックからした、あるべきボイスコイルがありません。ただのお皿ですね! |
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12.ギャップから救出したボイスコイルはこんな有様でした。コイルは完全に酸化して崩れ落ちています。ここまでひどいものははじめてみました。 |
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13.でも磁気回路は比較的きれいですね。まあ、コイルと比べて、ということですけれども。。。 |
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14.先ほどとは反対側の磁気回路です。ウーハー側ですが、センターホール側面に完全なる錆が!ホーンの奥に見えた錆はこれでした。 |
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15.ターミナルプレートを取り付けているビスもさびています。ターミナルビスの交換もしたいので今回ははずします。 |
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16.ターミナルをはずして取り付けビスを交換しました。これで接触不良の心配はありません。 |
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17.ツィーター側もこのとおり! |
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18.ピンボケで申し訳ありません。新品のビスへ交換します。 |
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19.メーカー純正の新品ダイヤフラムです。約3万円もします。高価です!! |
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20.ふるいダイヤフラムの端子はビスで固定するタイプですが新しいものははめ込み式のため、配線を交換する必要があります。この交換キットもメーカー純正なのですが、なんとこれだけで3500円もするのです!!驚きます。 |
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21.交換完了です。 |
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22.オーバーホール後の磁気回路ウーハー側です。きれいになりました。 |
![](altec_crescendo_unit22.jpg)
23.画像を残していないのですが、磁気回路内部にあるダストカバー(ネット)が外れていました。そのままではツィーターがわのギャップへホコリ等が進入し異常音の原因となりますので、今回はこのように透過性の高い生地をウーハー側のセンタホール入り口部分へ貼ることにしました。 |
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