[収録曲]
01. Arnesen: MAGNIFICAT: Magnificat anima mea
02. Arnesen: MAGNIFICAT: Ecce enim
03. Arnesen: MAGNIFICAT: Quia fecit
04. Arnesen: MAGNIFICAT: Et misericordia
05. Arnesen: MAGNIFICAT: Fecit potentiam
06. Arnesen: MAGNIFICAT: Suscepit Israel
07. Arnesen: MAGNIFICAT: Gloria Patri
08. Kernis: MUSICA CELESTIS
09. Gjeilo: Tundra
10. Gjeilo: Song of the Universalキム・アンドレ・アルネセン(1980)
:マニフィカト【〈わたしの魂は主をあがめ〉〈今から後、いつの世の人も〉〈力ある方が、わたしに偉大なことを〉〈その憐れみは〉
〈主はその腕で力を振るい〉〈その僕イスラエルを〉〈栄光は父と子と聖霊に〉】
アーロン・ジェイ・カーニス(1960):天上の音楽(弦楽オーケストラのための)
オーラ・ヤイロ(1978?):ツンドラ、普遍者の歌
ニーダロス大聖堂少女合唱団
トロンハイム・ソロイスツ リーセ・グランデン・ベルグ(ソプラノ)
セシーリェ・エルトソース・オーヴェルライン(ソプラノ)
マグネ・H・ドローゲン(オルガン)
マリア・ネス(ピアノ)
オーラ・ヤイロ(ピアノ)
エルセ・ボネスロンニング(ソプラノ)
オイヴィン・ギムセ(芸術監督)
アニタ・ブレーヴィク(指揮)
録音:2013年5月、2014年1月、5月 ニーダロス大聖堂(トロンハイム、ノルウェー)
制作・バランスエンジニアリング:モッテン・リンドベルグ
録音エンジニアリング:ビアトリス・ヨハンネセン
[DXD(352.8kHz/24bit)録音]
高音質レーベルとしてグラミー賞にも毎年ノミネートされている2Lレーベル。主宰にしてエンジニア、モートン・リンドバーグ氏が「これまでの作品の中でも最も誇れる作品のひとつが完成しました」と胸を張るアルバムがこちら。ノルウェーのトロンハイムにあり、歴代のノルウェー国王が戴冠式を執り行ったという由緒あるニーダロス大聖堂で収録された作品です。こちらにあるバロックオルガンも本作品で使用されており、以下の動画から収録の様子もご覧いただけます。
演奏は、国際的に高い評価を獲得しているTrondheimSolistene、これまで2Lには「Divertimenti」「Mozart」「Souvenir」等々、数々の作品を残し、「Divertimenti」では2009年のグラミー賞“最優秀スモールアンサンブルパフォーマンス”、“最優秀エンジニアアルバム”、“ベストサラウンド音響アルバム”をトリプル受賞。世界最高峰のタッグが生んだ、クラシックファン、オーディオファンに真にお勧めしたい素晴らしい作品です。
★天使ガブリエルが乙女マリアの元に遣わされ、彼女が神の子の母となることを告げた。『聖書』のこの秘蹟を讃える「マリアの賛歌」をテクストにした聖歌『マニフィカト』をタイトルに採ったアルバムは、「バラの窓」で知られるトロンハイムのニーダロス大聖堂の少女合唱団とトロンハイム・ソロイスツが協同して制作。
★《マニフィカト》を作曲したキム・アンドレ・アルネセンは、トロンハイム生まれ。《マニフィカト》は、ニーダロス大聖堂少女合唱団と、1992年の創設から合唱団を指揮する芸術監督アニタ・ブレーヴィクの委嘱による作品です。7つの部分から構成され、合唱、オルガンと弦楽オーケストラに、曲によってソプラノとピアノが加わります。『ルカによる福音書』(1章 46節?56節)の「マリアの賛歌」を「病める人、貧しい人のための祈り、もがく人々の助けと希望の歌」とすることを意図したと、作曲者アルネセンが語っています。
★アメリカのアーロン・ジェイ・カーニスは、ニューヨーク・シティに住み、コネティカット州のイェール大学音楽学部で教え、ミネソタ管弦楽団の音楽顧問も務めました。《天上の音楽》は、カーニスのスタイルが「新しい透明性と雄弁な感情表現を手に入れた」とされる1990年に作曲された、ロマンティシズムとルネサンスの時代、そしてヒルデガルト・フォン・ビンゲンの和声、ラテンのリズム、ジャズとラップの要素と、幅広い音楽語法を使い、シンプルなメロディによる変奏を展開させた作品です。
★オーラ・ヤイロは、ノルウェーのピアニスト兼作曲家。簡素な旋律にコード進行を織り交ぜたスタイルから生まれる美しく新鮮な音楽は広く支持されています。このアルバムで演奏される《ツンドラ》は、弦楽オーケストラをともなう合唱のために作曲されました。ヤイロの曲で共同作業してきた詩人、チャールズ・アンソニー・シルヴェストリ(1965?)の歌詞。ヤイロは、彼心の故郷とする「祖国ノルウェーの一地方」、彼の父の育ったところに近いハルダンゲル高原の写真を数枚シルヴェストリに見せ、「ツンドラ」を曲名とすることを提案したと言います。ソプラノのソロとヤイロの弾くピアノが音楽を彩ります。《普遍者の歌》も合唱と弦楽オーケストラのための作品。音楽家と詩人の想いが大聖堂の空間にこだまします。
★録音セッションは、ノルウェーの守護聖人、聖オラヴゆかりの大聖堂で行われ、5.1 surround に「高さ」成分の 4 channel を加えた 9.1 channel で録音されました。Auro-decoder を搭載した機器で再生する9.1 Auro-3D のフォーマットが、オリジナルをミックスダウンした 5.1 DTS-HD MA、Dolby Atmos、2.0LPCM とともに Pure Audio Blu-ray ディスクに収められています。5.1 surround DSDと 2.0 stereoDSDの SACD hybridのディスクとの「コンボ」仕様のアルバムです。
[Blu-ray Disc Audio と SACDハイブリッドディスクをセットにしたアルバムです。Blu-ray Disc Audioにはインデックスを除き映像は収録されていません。SACDハイブリッドディスクはSACDブレーヤーとCDプレーヤーで再生できますが、Blu-ray Disc AudioはCDやDVDのプレーヤーでは再生できないので、Blu?rayプレーヤーもしくはBlu?ray対応のPCをお使いください]