ショルティ、ウィーン・フィルの金字塔
『ラインの黄金』が発掘マスターからSACD化!
英国デッカ・レコードが、ショルティ指揮するウィーンフィル、そして選び抜かれたワーグナー歌手らとともに、1958年~1965年にかけて行なった、「リング」のステレオ全曲録音プロジェクト。その掉尾を飾ったのが、1965年録音の『ヴァルキューレ』。『ラインの黄金』で始まった「デッカ・リング」の録音技法は、8年におよぶ制作期間によって深化し、サウンドは円熟味を増した。演奏者に直接触れられそうなほどの生々しさが、豊かな空間ハーモニーのもとに実現し、最高度の臨場感をもたらす。
今回のディスク形態はこれまでのSACDとCDのセットではなく、シングルレイヤーSACD(通常のCDプレーヤーでは再生不可/ステレオ音声のみ収録)のみの2枚組仕様で、追加プレスのない完全限定生産盤となります。ジャケットはLPサイズ大の特殊パッケージ仕様となっており、同サイズの付属ブックレットは、歌詞・対訳はもちろんのこと、ジョン・カルショーによる「《ラインの黄金》の初の完全録音」の対訳、さらには渡辺護氏による詳細な楽曲解説(LPからの転載)、加えて小林利之氏と長谷川勝英氏による演奏者紹介等も掲載した、総ページ数が50を超える豪華版です。
[収録曲]
リヒャルト・ワーグナー
RICHARD WAGNER (1813-1883)
ニーベルングの指環
DER RING DES NIBELUNGEN
序夜と3日間のための舞台祝典劇
Ein Buhnenfestspiel fur drei Tage und einen Vorabend
序夜
Vorabend
楽劇《ラインの黄金》
DAS RHEINGOLD
台本:作曲者
Text von Komponisten
初演:1869年9月22日 ミュンヘン宮廷歌劇場
Uraufführung: 22. September 1869 im Königlichen Hof- und Nationaltheater München
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
Wiener Philharmoniker
指揮:サー・ゲオルグ・ショルティ
Conducted by Sir Georg Solti