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モーツァルト:オペラ・アリア集ESSW-90278(SACDハイブリッド)

商品名
モーツァルト:オペラ・アリア集ESSW-90278(SACDハイブリッド)
カテゴリー
音源・書籍SACD(ハイブリッド)
販売価格
4,000円(税込・10%)
販売状況
販売中
定価
4,000円(税込)
掲載日
2023/08/01
種別
新品
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備考
型番 ESSW-90278
JANコード 4907034224920

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これぞモーツァルト・オペラ・アリアの理想郷~瑞々しく、気品溢れるルチア・ポップの全盛期を刻んだ名盤、初Super Audio CDハイブリッド化

 

■ESOTERICならではのこだわりのSuper Audio CDハイブリッド・ソフト
オリジナル・マスター・サウンドへの飽くことなきこだわりと、Super Audio CDハイブリッド化による圧倒的な音質向上で継続して高い評価をいただいているESOTERICによる名盤復刻シリーズ。発売以来決定的名盤と評価され、現代にいたるまでカタログから消えたことのない名盤をオリジナル・マスターから進化したテクノロジーと感性とによってDSDマスタリングし、世界初のSuper Audio CDハイブリッド化を実現してきました。今回はDecca、Deutsche Grammophon、Warner Classics(旧EMI)の名盤から、アナログ時代およびデジタル時代を代表する名演・名録音3タイトルをSuper Audio CDハイブリッドで発売いたします。

■20世紀後半を代表するモーツァルト歌手ルチア・ポップ
20世紀はモーツァルト作品の復活の100年でもありました。ごく限られた人気作品のみが繰り返し取り上げられる状況から、伝記情報の整理、作品全集の整備・出版と普及によって、モーツァルトの全体像や多様な作品が大きくクローズアップされ、それに伴って演奏様式も変化してきました。モーツァルトに相応しい、感情を込めながらも古典的な規範に則った演奏が主流になり、特に第2次大戦以降は過剰なロマンティシズムを排した、よりクリーンな演奏が指向されるようになりました。オペラや声楽曲における歌唱もその傾向を反映し、恣意的な表現に流されず歌のフォルムを明確に保った歌手が台頭してきました。1963年にデビューしたルチア・ポップ(1939.11.12-1993.11.16)は、文字通りこうした戦後世代を代表するソプラノ歌手で、20世紀後半のモーツァルトのオペラ上演には欠かせない存在でした。

■コロラトゥーラからリリック・ソプラノへ深化していくポップ
スロヴァキアのブラティスラヴァ近郊に生まれ、当初はブラティスラヴァ・アカデミーで演劇を学んでいましたが、モリエールの戯曲「町人貴族」で歌う役で出演した際にその美声が注目され、本格的に声楽を学び始めました。1963年、24歳の時にブラティスラヴァ歌劇場での『魔笛』の「夜の女王」役でデビューを果たし、同年にウィーン国立歌劇場と契約し、それをきっかけに欧米各地の歌劇場やザルツブルク音楽祭をはじめとする各地の音楽祭へ次々と出演し、『後宮からの誘拐』ブロントヒェン、『仮面舞踏会』オスカル、『コジ・ファン・トゥッテ』デスピーナ、『魔弾の射手』エンヒェンなどを歌い、コロラトゥーラ・ソプラノとしてその名声を確立させました。録音面での活躍も鮮烈で、デビューの翌年の1964年に、クレンペラー指揮の『魔笛』全曲盤録音(EMI)に「夜の女王」役で抜擢され、さらにショルティ指揮で話題を蒔いていた『ニーベルングの指環』全曲の第3弾となった『神々の黄昏』の録音(デッカ)にもヴォークリンデ役で加わって、その実力を広くアピールすることになりました。1960年代後半からは持ち前の艶やかで深みと張りのある声、感情豊かで気品のある表情、多彩な表現力を高め、リリック・ソプラノ役にシフトしてさらにその本領を発揮し、『フィガロの結婚』スザンナ、『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナ、『ばらの騎士』ゾフィー、『アラベラ』ズデンカ、『リゴレット』ジルダなどの当たり役を続々と手がけていきます。その中でもモーツァルトのオペラは常にポップのレパートリーの中心的な位置にあり、1970年代には同じ『魔笛』でも夜の女王ではなくパミーナを、『後宮からの誘拐』でもブロントヒェンではなくコンスタンツェを手掛けるようになっています。

■モーツァルト歌手ルチア・ポップの精髄を刻んだ1枚
さらにポップは1980年代に入ると、さらにその声や表現力を成熟させ、陰影の濃い多感な表現を聴かせるようになり、『こうもり』ではロザリンデ、『ばらの騎士』では侯爵夫人、『アラベラ』では題名役を歌うようになり、きめ細やかなディクションはシューベルトからベルクに至るリートの分野でも高い評価を獲得していきます。1983年に録音された当アルバムは、まさにそうした時期の、60年代~70年代を通じて高めてきた表現力の巧みさと気品あふれる声の魅力が存分に盛り込まれ、文字通り全盛期にあったポップの魅力を堪能させてくれる1枚で、初期の『羊飼いの王様』から『皇帝ティトゥスの慈悲』までの7曲のオペラから10曲のアリアが収められています。このアルバムで興味深いのは、ポップが当時当たり役としていたスザンナやコンスタンツェ、イリア、ヴィテリアのアリアでベスト・フォームの演奏が聴けるだけでなく、ケルビーノ、ドンナ・アンナ、ドンナ・エルヴィーラといったポップが実際の舞台では歌わなかった役柄のアリアが含まれていることでしょう。また『フィガロの結婚』の伯爵夫人は、1980年代半ばからポップが歌い始める役で、その先ぶれともいえるこの録音でも表現力の著しい深化を味わうことができます。ポップによるモーツァルトのアリア集はコンサート・アリア集から抜粋したものや全曲盤からコンピレーションしたものもありますが、彼女はこのアリア集を録音してからちょうど10年後の1993年に脳腫瘍で54歳という若さで亡くなったため、オリジナルのアリア集はこの83年録音盤のみが残されることになりました。その意味でもこの20世紀に輝かしい足跡を残したモーツァルト歌手ポップのエッセンスが盛り込まれた実に貴重なアルバムといえるでしょう。

■実に伸びやかに、艶っぽく響くポップの美声
録音はミュンヘンのバイエルン放送局の録音スタジオ1で行われました。1963年、ミュンヘン中央駅のそばにあるバイエルン放送局内に設けられたこのスタジオは、同放送局内にある3つのスタジオのうち最大のもので、3管編成のオーケストラや独唱・合唱を伴う歌劇・声楽曲の録音も可能な箱型の空間。バイエルン放送に所属するミュンヘン放送管弦楽団の録音制作はもっぱらここで行われていました(300名弱の客席を設けるとコンサート会場としても使用可能で、客を入れての公開放送・録音も頻繁に開催されています)。スタジオであるにもかかわらず、空間の容積が大きいこともあって豊かな残響があることでも知られ、このアルバムでもポップの美声が実に伸びやかに、艶っぽく響くさまが捉えられています。ドイツEMIエレクトローラとバイエルン放送の共同制作で、そのためプロデューサーの一人テオドール・ホルツィンガーとエンジニアのハンス・シュミットはバイエルン放送のスタッフが担っています。もう一人のプロデューサー、ゲルト・ベルクとディレクターのクリストフリード・ビッケンバッハはドイツEMIエレクトローラのスタッフで、特にベルクは1960年代から1990年代にかけてさまざまなクラシック録音をプロデュースした名プロデューサーでした。発売以来今回が初めてのSuper Audio CDハイブリッド化となります。Super Audio CDハイブリッド化に当たっては、これまで同様、使用するマスターの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業をおこないました。特にDSDマスタリングにあたっては、「Esoteric Mastering」を使用。 入念に調整されたESOTERICの最高級機材Master Sound Discrete DACとMaster Sound Discrete Clockを投入。またMEXCELケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を伸びやかなサウンドでディスク化することができました。

 

[収録曲]
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
Wolfgang Amadeus Mozartオペラ・アリア集
Opera Arias

歌劇《羊飼いの王様》 Il rè pastore KV 208 から
[1] 彼女を愛そう、生涯変わらずに(第 2 幕、アミンタ)
L’amerò, sarò costante (Aminta, 2.Akt)

歌劇《フィガロの結婚》 Le nozze di Figaro KV 492 から
[2] 恋とはどんなものかしら(第 2 幕、ケルビーノ)
Voi, che sapete (Cherubino, 2.Akt)
[3] とうとう嬉しい時が来た―早くおいで、美しい喜びよ(第 4 幕、スザンナ)
Giunse alfin il momento – Deh vieni, non tardar (Susanna, 4.Akt)
[4] 愛の神よ照覧あれ(第 2 幕、伯爵夫人)
Porgi amor (Contessa, 2.Akt)

歌劇《後宮からの逃走》 Die Entführung aus dem Serail KV 384 から
[5] 深い悲しみに―悲しみは私の運命となる(第 2 幕、コンスタンツェ)
Welcher Kummer – Traurigkeit ward mir zum Lose (Konstanze, 2.Akt)

歌劇《イドメネオ》 Idomeneo KV 366 から
[6] 慣れ親しんだ孤独よ―そよ吹く風(第 3 幕、イリア)
Solitudini amiche – Zeffiretti lusinghieri (Ilia, 3.Akt)

歌劇《ドン・ジョヴァンニ》 Don Giovanni KV 527 から
[7] 何というふしだらな―あの恩知らずは約束を破って(第 2 幕、ドンナ・エルヴィーラ)
In quali eccessi – Mi tradi quell’alma ingrata (Donna Elvira, 2.Akt)
[8] いいえ違います―わたしはあなたのもの(第 2 幕、ドンナ・アンナ)
Crudele? – Non mi dir bell’idol mio (Donna Anna, 2.Akt)

歌劇《コジ・ファン・トゥッテ》 Così fan tutte KV 588 から
[9] 岩のように動かずに(第 1 幕、フィオルディリージ)
Come scoglio (Fiordiligi, 1.Akt)

歌劇《皇帝ティトゥスの慈悲》 La clemenza di Tito KV 621 から
[10] もはや花も(第 2 幕、ヴィテリア)
Non più di fiori vaghe catene (Vitellia, 2.Akt)

ルチア・ポップ(ソプラノ)
Lucia Popp, Soprano

ミュンヘン放送管弦楽団 Munich Radio Orchestra
指揮: レナード・スラットキン
Conducted by Leonard Slatkin

[録音]1983年6月15~19日、ミュンヘン、バイエルン放送局スタジオ/バイエルン放送局との共同制作
[初出][LP] 1C 067 1467871 [CD] CDC 740192(1984年)
[日本盤初出][LP]EAC 90200 (1984年2月21日) CC38 3110 (1984年4月21日)

[オリジナル・レコーディング]
[レコーデイング・プロデューサー]テオドール・ホルツィンガー、ゲルト・ベルク
[レコーディング・ディレクター]クリストフリード・ビッケンバッハ
[バランス・エンジニア]ハンス・シュミット

[Super Audio CD プロデューサー]大間知基彰(エソテリック株式会社)
[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア]東野真哉(エソテリック株式会社)
[テクニカルマネージャー]加藤徹也(エソテリック株式会社)
[Super Audio CD リマスター]2023年3月 エソテリック・マスタリング・センター、「Esoteric Mastering」システム

[解説] 浅里公三 髙崎保男
[企画・販売] エソテリック株式会社
[企画・協力] 東京電化株式会社

発売日:2023年6月17日