ピアノ&ヴォーカルによる同時録音アルバム「Shinji Tanimura with PIANO MY NOTE」から珠玉の8曲を選曲・構成したアナログレコード「谷村新司Ⅱ」を遂にお届けできることになりました。
このアルバムの初出は、2012年1月25日 に谷村新司デビュー40年を記念してリリースされたCDでした。
このレコーディングに込めた谷村さんの「思い」が当時のライナーノートに綴られています。
「楽器の数が少ない程、声に対する言葉の意味が浮き出てくることに新鮮な驚きとよろこびを感じながら、現在はピアニストの石坂慶彦君と歌を届ける旅を続けています。声とピアノの間にある空間に「思い」を込めて、スタジオに二人きりでレコーディングをし続けたものがこのアルバム「MY NOTE」です。「ノート」とは「音符」の事、その作品を作った時々の自分の思いが音符になり、作品になりました。」(Shinji Tanimura with PIANO MY NOTE ライナーノート22頁より引用)
ステレオサウンドでは、アルバムの原盤権を保有する谷村さんの事務所、(株)DAOより特別にオリジナル・マスターの使用許諾をいただき、この同時録音による緊張感あふれるサウンドを初のアナログレコードとして仕上げました。
選曲は、アリス時代の定番曲からソロでの人気曲、そして提供した楽曲など、名ナンバーを両面に4曲ずつ収録。
制作は、東京・南青山のミキサーズ ラボが所有する『ワーナーミュージック・マスタリング』スタジオで行なわれ、同スタジオのベテラン・マスタリング・エンジニア菊地功氏が、オリジナル・デジタルマスター48kHz/24ビットWAVからカッティングのためのマスタリングを施しました。
アナログレコードの原盤となるラッカー盤をカッティングしたのは、かつてアリスや谷村さんのソロをカッティングした経験を持つ北村勝敏氏。プレスは、ソニーの静岡工場にて180g重量盤に仕上げました。
同時録音の生々しさと、緊張感が誘う谷村新司の深遠な世界をご堪能ください。