〈来歴〉
ワンオーナー品です。
非喫煙環境です。
2014年3月に購入していただき、2022年6月まで、8年間使用されていました。
『Stirling Broadcast LS3/5a V2』との組み合わせで使用いただいておりました。
その後1年ほど当店倉庫にて保管しておりました。
小型スピーカーの為、移動はそれなりにあったようでいくつかキズ、打痕があります。
ですが、塗装面は日焼けもそれほど感じず、きれいな状態です。
<スピーカーを鳴らす事、それはよい響きを積極的に活かす事> ~取扱説明書より抜粋~
私たちは全てのオーディオ機器とその周りの環境を振動しているものと捉え、スピーカーをはじめとするオーディオ機器を単にトランジューサーとして見るだけではなく、アクースティックな面からスピーカーを鳴らすということの意味を考えてみました。
アンプのインシュレーターやスピーカースタンドを変えると音が変わることからも、この変化は電気的な問題だけではなく、アクースティックな問題であることがわかります。
このようにオーディオの世 界で起こる現象を深く考察してみますとオーディオはまさに振動の世界にあることがわかります。
無響室や音響反射の極端に少ない部屋ではどんなスピーカーでもまともな音では鳴らないことはよく知られていることです。
これは私たちが日常的にホール(部屋)の響きの助けを得て音楽を楽しんでいるということを意味しています。
これらは全てアクースティックな問題で、これらのことから私たちのオーディオにおける問題の多くは電気的な問題ではなく器械や空気の振動という物理運動の世界、すなわちアクースティックな世界の問題であることがわかります。
私たちは、このオーディオ機器やオーディオ再生に関連する全てのものがある空間をアクースティックな場、(フィールド)「アクースティックフィールド」と呼びます。
このアクースティックフィールドの中に存在するもの全ては素材、質量、形態に起因する固有の音で振動していることになり、これら振動の全ては最終的にスピーカーから聞こえてきます。
私たちがスピーカーを通して聴いている音はCDやレコードに入っている元の音楽成分とこれら全ての音が一緒になったっものを聴いていることになります。
これは部屋やスピーカーだけでなく全てのオーディオ機器に言えることです。
そのため全てのオーディオ機器に良質の響きを持たせ、その良い響きで積極的にスピーカーの鳴りに良い響きを与えなけれ ばなりせん。
このようにアクースティック空間にあるものは固有のモードで振動し、お互いに音響的に影響しあうことを利用して音を積極的にコントロールする考え方を当社では「アクースティックフィールドテクノロジー」と呼びます。
「BASIC-05」の働き
スピーカーが動作している時、そのスピーカーボックスはかなり振動しています。
手で触れても分かるようにそのエネルギーは大変大きなもので、さらにその振動はスタンドを激しく振動させることになります。
そのため、スタンドはその素材、形状、質量による固有のモード(癖)で振動する事になりこのスタンド全体の大きな表面積から放射されるエネルギーは大変、大きくスタンド自体が大きなエネルギーで音を放射していることはおわかり頂けるものと思います。
またスピーカーAも、固有の音で振動しているスタンドBに乗っているため、スピーカー本体もスタンドの固有音(癖)の影響を受けることになります。
すなわちスピーカー本体からもスタンドの癖が音として放射されるのです。
これは、スピーカーとスタンドが一体のシステムと考えなければならないことを意味しており ます。