2021年10月に開催された第18回ショパン国際ピアノ・コンクールは、新型コロナ・ウイルスの影響で1年延期されながらも、極めてレベルの高い才能が各国から集結し、日本人コンテスタントの活躍や全世界オンライン配信などによりかつてない盛り上がりを見せました。コンクールを主催するポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の自主レーベルよりリリースされるコンクールのライヴ録音シリーズ(ブルー・シリーズ)から、アレクサンダー・ガジェヴと同率の第2位を受賞し、1970年の内田光子の受賞に並ぶ歴代日本人最高位に登り詰めた反田恭平のライヴ録音もついにリリース決定!
今回のライヴ盤も、第一次予選からファイナルまでコンクール全体を俯瞰する充実の2枚組。繊細なヴィルトゥオーゾ性を実現した第一次予選のノクターンやエチュード。印象的な速いテンポで魅せた第二次予選のワルツや「華麗なる」様式を輝かせたロンド・ア・ラ・マズル(マズルカ風ロンド)。第三次予選は『葬送ソナタ』と『英雄ポロネーズ』はもちろん、めったに聴くことのない遺作の『ラルゴ(神よ、ポーランドをお守りください)』にも注目です。
収録曲
《曲目》
ショパン:
[CD1]
1. 夜想曲第17番ロ長調 Op.62-1
2. 練習曲第1番ハ長調 Op.10-1
3. 練習曲第22番ロ短調 Op.25-10
4. スケルツォ第2番変ロ短調 Op.31
5. ワルツ第4番ヘ長調 Op.34-3
6. ロンド・ア・ラ・マズル ヘ長調 Op.5
7. バラード第2番ヘ長調 Op.38
8-9. アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op.22
10-12. 3つのマズルカ Op.56
[CD2]
1-4. ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 Op.35 《葬送》
5. ラルゴ 変ホ長調 Op.posth 《神よ、ポーランドをお守りください》
6. ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53 《英雄》
7-9. ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 Op.11*
《演奏》
反田恭平(ピアノ)
アンドレイ・ボレイコ(指揮)*
ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団*
使用ピアノ:スタインウェイ D, 611479
《録音》(ライヴ)
CD1 1-4:2021年10月4日(第一次予選)
CD1 5-9:10月9日(第二次予選)
CD1 10-12&CD2 1-6:10月14日(第三次予選)
CD2 7-9:10月18日(決勝)
ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサート・ホール
(ワルシャワ、ポーランド)