中森明菜「ステレオサウンド・セレクション」シリーズ第5弾として、1993年以降のシングルを中心に構成したアナログLP『オールタイム・ベスト-オリジナル- Stereo Sound selection-Vol.5』をリリースします。A面冒頭「Days」(2003年)とB面冒頭「I hope so」(2003年)の2曲は、共に中森明菜の作詞による曲。前者はテレビ東京系「女と愛とミステリー」のエンディングテーマに起用され、後者はバンド・サウンドを活かしたオルタナティヴ・ロック的な雰囲気の音が充満します。LP・A面は中近東風アレンジが施された「月華」(1994年)、リズム隊と分厚いホーン・セクションの対比が印象的な「APPETITE」(1997年)、読売テレビ/日本テレビ系ドラマ「冷たい月」の主題歌に起用された「帰省~Never Forget~」の2007年ヴァージョンなど当時の話題曲を収めています。
いっぽう、B面は松本隆・作詞の「落花流水」(2005年)がテレビ東京系新春ワイド時代劇「天下騒乱 徳川三代の陰謀」の主題歌に起用されました。続く「花よ踊れ」(2006年)は中森明菜自身も出演した日本テレビ系水曜ドラマ「プリマダム」エンディングテーマの起用曲で、「SWEET RAIN」はベスト盤『オールタイム・ベスト-オリジナル-』(2014年)収録のために新録された曲で、彼女のウィスパー・ヴォイスと野太いビートの融合が印象的です。
本作は『歌姫』シリーズの成功を経て、成熟した歌い手として新境地を開拓していた時期の中森明菜の代表曲を網羅しています。今回、デジタルマスターを色艶溢れるアナログLPに仕上げたのは弊社オリジナルの復刻作でお馴染み、東京・湯島で「PICCOLO AUDIO WORKS」を主宰する松下真也エンジニアです。CDや配信音源とは一味異なる、アナログ・サウンドを存分にお楽しみいただけます。アナログLPは180グラムの重量盤仕様、フィジカル・メディアとしての所有欲も満たしてくれます。