オールアナログプロセスで現代に蘇る
正真正銘のモノーラル・サウンド!
1959年にデビューを飾ったザ・ピーナッツは、双子姉妹によるポップ・デュオとして1960年代日本中を席巻していました。本作に収録されている収録曲の内、「白鳥の恋」「夢で逢いましょう」「ロンリー・ワン」「トゥー・ヤング」の4曲は当時キングレコードが積極的に利用していた外部ホールにおいて録音されています。しかも、もともとはステレオで収録されており、LPカッティングや後年のCD化の際もモノーラルに変換され発売されてきました。上記4曲について今回の復刻では、調整をしっかりと施したモノラー(ステレオ信号をモノーラルへ変換する機材)を介して、カッティングを実施しています。
ライナーノートには音楽評論家・湯浅学さんによるモノーラル愛に溢れるテキスト、さらに彼女達の約200曲の録音に携わっていた元キングレコードのエンジニア菊田俊雄さんのコメントも併せて掲載しています。洋楽をベースに編曲家・宮川泰がアレンジを施したバッキングに双子姉妹のヴォーカルが溶け込む、邦楽ポップスのルーツともいえる音の世界をお楽しみください。ボーナス・トラックとして、特別に「モスラの歌」も収録しています。
今回もレコード製作にあたっては、日本コロムビア・スタジオの名カッティングエンジニア武沢茂氏が、ノイマンのカッティングマシンを駆使し入念にラッカー原盤を仕上げています。レコード盤は、東洋化成によってステレオサウンド盤仕様に特別調合されたプレス材料を使って作り上げています。
収録曲
[Side A]
1. 可愛い花
2. 南京豆売り
3. キサス・キサス
4. 情熱の花
5. 乙女の祈り
[Side B]
1. 白鳥の恋
2. 悲しき16才
3. 夢で逢いましょう
4. ロンリー・ワン
5. トゥー・ヤング
[ボーナス・トラック]
モスラの歌 【東宝映画「モスラ」より】