2007年11月、【TANNOY VLZ in cabinet】のご予約をいただきました。前回ご購入いただいた3LZとほとんど同時期のご予約でした。誠にありがとうございます。前回の商品とはユニットの形状から異なっておりエンクロージャーの状態はかなり良くないものでした。 お客様にはこの点ご了解いただいた上での販売でしたが、やはり私たちが作業をするからには音はもちろん外観もできる限りきれいに仕上げたいとの思いがあります。丁寧に作業をします!ごゆっくりご覧ください。 |
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前回と一転して、かなり外観に難のある3LZです。持てる技術を注ぎ込み、できるかぎり補修を行いたいと思います。 |
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ユニットが完成しました。やはりいつものごとくウーハー側の調整にかなりの時間(約1週間!ホントです!)がかかってしまいました。フィックスドエッジであることがこのユニットの長所でもあるのですが、時に短所でもあるのでしょう。とはいえようやくユニットの完成です。 |
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クロスオーバーネットワークの作業が完了です。これはいつもどおりの作業でした。やはりいつもと変わらず今回交換したコンデンサーが不良でした。修理でお預かりする3LZも必ずといっていいほどこのコンデンサが不良なので、部品の特性なのかもしれません。 |
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オリジナルの風味をできるだけ壊さないように仕上げを行いました。もともとの状態が良くなかったので、比較すると非常に綺麗に仕上がったと思います。高級スピーカーですので、やはり音だけではなく外観も大切ですよね! |
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今回もとても苦労しました。やはりウレタンのエッジと違い交換できませんので対処療法的に不具合を改善する必要があります。また、タンノイ特有のボルト、ビスで振動系を固定しているがゆえの症状も多々あり、苦労するケースが多いのでしょう。 でも、やはり完成したVLZで聴くバイオリンの音はいろいろな苦労を忘れてしまうほどなのですから、やはりVLZはすばらしいスピーカーですね。 |